ツボのこと 漢方のこと 現代医学に基づく理屈 その他感じたこと
by tsuboseitai


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かぜか、花粉症か

上工中国気功整体院へ 綱島
祭日の4月29日、又ゴールデンウィーク中(5月3日~6日)も営業。

 「かぜをひく」という言葉はだれもが知っています。しかしなぜ「風」を引くというか、考えたことはありますか。菌かウイルスかに引き起こした病気だと、現代人の常識になっているけれど、「かぜを引いた」との言葉は今だ死語にならないことは、なぜでしょうか。
 歴史上は大問題になった時期もあります。風(ふう、かぜ)は、ただの自然現象なのに、現代人と同じ疑問を持ちました。「毎日吹く風はなぜ人間にかぜを引き起こすなのでしょうか!?」
そのうちに、原因は邪気もしくは「小さな虫」が風に乗って人を襲うことに気がついたようです。その証拠の一つとして、漢字の「風」そのものにありました。「風」の文字をじっと見ていると、真ん中に「一匹の虫」が入っているのではないか!
 つまり、病気は小さい虫によって引き起こすが、衛生状況は悪い地方では、いまでもそう思っているようです。つい二、三年前なくなった九十さいのお婆ちゃんは、娘さんの胃炎を引き起こした「ピロリ菌」を「ピロリ虫」と呼んで、発音も面白くて、笑っていました。
本題題に戻ると、
 また、風の速さに関係あるようです。たとえ、「春一番」は皆さんに非常に馴染みのある出来事です。つまり、その後の春は風の季節に入ります。強い季節風が吹き荒れる日は多くなります。暖かい風が吹き、草木が緑に染まっていきます。中国の伝統医学では、春は「風」季節と認識しています。(と同時に、現代では杉花粉症の時期にも入ります。)
 風は世の中に一番早いと、飛行機のない時代の中国人はそう思っています。季節風に乗った船は、24時間で、上海から九州にたどり着くほどの速さというと、確かにそう思います。1600年頃の伝教師のマデオ・リッチはそう記録を残しています。そのところを読んだ時の驚きは今も忘れることできません。
風速のはやいスピードをちなんで、先ほどまで元気なのに、あっという間、喉が痛くなり、頭が痛くなり、寒気立ったり、くしゃみが始まってしまう病気は、「カゼ」と古人達はいつの間にか使い始まったそうです。『傷寒論』という漢方の聖書ともいえる2000年前の書には、「中風」または「傷寒」と記しています。ちなみに「中風(ちゅうふう)」という言葉はまた脳卒中のことをいうし、「頭風(とうふう)」とは頭痛のことをいうのです。これは共にあっという間に起きる病気のたぐいです。

 また風の中にいると、体感温度が下がることも、最近になって、常識のように皆さんの話題に上ります。しかし、体感温度の言葉が生まれる前の大昔に、風に吹かれると、寒く感じるのは自然現象で、すでに当たり前でした。
「寒いからかぜを引くよ。」ということも、からだの弱い方には、当たり前の話しでしょう。

 毎年花粉症の時季に入ると、いつも「風」のことを思い出させます。最初は、かぜか、花粉症か、区別はつきにくく、医者にも頭の痛い問題でもあれば、本当につらいのは患者です。植物の花粉は生き物なので、ある意味では「小さい虫」と考えることもできます。

 さて、花粉症とかぜとはどこが違うでしょうか?答えははっきりです。まず、病気を引き起こす原因は違います。花粉が原因だとわかる前には、菌の見つからないかぜにしかなかったのです。秋の草を収穫する牧場の農民は「枯草熱」という病気にかかり、昔ながらありました。今はそれも花粉症の一種とわかっています。そのほか、かぜと花粉症の初期症状は似ているが、ほかの厳重の病気を引き起こすかどうかの点にちがいます。

 症状から診ると、どっちかが検討のつかないケースはかなりあります。かぜと花粉症と混合していることも多いようです。現代医学は、治療薬もそう大差がないです。ウイルスや細菌を殺す薬以外、かぜも花粉症の薬はほぼ同じで、粘膜をターゲットにしています。粘膜のアレルギー反応を抑え、炎症反応を抑えるところ同じでしょう。

 以前、中国伝統医学も、花粉アレルギーを知らなかった西洋医学も、かぜ薬を出すしかなかったんです。西洋医学は風邪薬から抗アレルギー剤を開発してきました。効き過ぎぐらい効いて、眠気を催し、頭がぼうとさせる悩ましい副作用の対処は難題となっています。
 一方、漢方薬の調合によって、効果を得ながら、眠気などの副作用はありません。しかし、人によって効力に差がつく場合もあります。さらに、体質改善を考慮する面では、漢方の方法は大切な選択肢の一つと思い出してほしいです。

漢方薬は「医食同源」の思想があります。医食同源はいろんなレベルの意味を持つが、そのひとつは、漢方薬として使う生薬は、多くが食物として日常食用されてきました。例えば、シソの葉は梅干し作りの原料として、またユカリとして食用されています。同時にアレルギーを抑制する効果があり、花粉症に良いとされています。

私自分が四五年前から、つらい花粉症をかかるようになってしまいました。その以前は花粉症と無縁でした。中国の医者時代に煎じ薬を処方し、生薬を大いに扱いました。自分の数年来の経験も基づき、食用にもできる十数種の漢方薬の草木を調合し、オリジナル「春秋ハーブティ」ができました。自分を始め、まわりの方々に薦めています。名の通り、ハーブティがお茶のように飲むことができます。

 アレルギー体質という言葉があります。体質を言うと複雑で分かりにくいですが、体調と大いにかかわっていることというなら、分かりやすいでしょう。以前の自分が花粉症と無縁だったのに、なぜひどい花粉症になってしまったのか。よく検討して見ると、仕事の疲労蓄積やストレスと多い関係あります。「中国医学」では、病気になるのは、自身の「正気(せいき)」が弱くなったにあるというです。「正気(せいき)」は「邪気(じゃき)」に負けると、病気が発生します。ゆえに、自身の「正気」を大切に養生し、保つことは病気の予防に極めて重要です。むやみに疲労をためて、身体を消耗すれば、あらゆる病気にかかりやすくなるでしょう。花粉症の場合、あらかじめシーズン前から養生することは中国医学(または漢方)の予防医学思想の核心にあります。
 なので、春秋ハーブティは「正気(せいき)」を養うハーブも配合しています。私自身も今年シーズン前から飲むようにしたので、花粉症の辛さをかなり軽減できました。もちろん、疲労を蓄積しないよう心がけなければなりません。
 また、花粉症はアレルギー性の病気なので、アレルゲンから隔離することは大切です。マスクやゴーグルの着用は確実に症状の辛さを軽減できます。これも自分の体験談です。「小さい虫」を体内に入れないことも大切でしょう。僕自身は整体の仕事をしている時もマスク着用することを実践しています。
ご参考まで。
        ―― 「春秋ハーブティ」のすすめ上工中国気功整体院へ 綱島

綱島公園 さくら
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by tsuboseitai | 2009-04-01 13:41